高額な薬価が問題になっている、オブジーボ。
中央社会保険医療協議会は、患者数の少ない皮膚がんのメラノーマ(悪性黒色腫)の治療薬として承認されたことから、高い薬価をつけたとされている。
オブジーボは、すぐに肺がんが保険適用になり、今年は腎がんも追加、さらに胃がん、食道がん、肝臓がんの治験も進行中だ。
製薬会社がこうした展開をすることは、最初の薬価を決定時も既定路線だったはず。 中医協事務局(厚労省)の情報管理が問われるべきだと思う。
また、肺がん患者にオプジーボ投与終了後 、EGFR-TKIを投与した症例で、間質性肺炎が 7 例出現、その内の 3例が死亡した。
間質性肺炎の原因が二つの薬の影響であることが否定できない、と小野薬品工業は公表している。 イレッサの前例があるので、効果ばかりでなく、副作用に対する注意も必要だ。