現代の「踏み絵」

前川喜平はウソつきか? インタビューで答えた“総理と加計の関係”
[AERA dot.  2017.5.27]

読売新聞が、前川氏の出会い系バーに出入りしたことを報道したのは、人格攻撃によって証言の信憑性を貶める狙いだろう。
しかし、前川氏が夜間中学の教師などのボランティア活動をしていることも記事にしなければ、報道機関として公平性を欠いていることになる。
おそらく、読売新聞の社内にも、義憤を溜め込んでいる記者もいるはずだ。

いま日本は、安倍政権によって大きく二つに分断されている。
権力を擁護する側に立てば、我が身は安全だと勘違いしている人間も多い。
官僚もマスコミも同じく「踏み絵」を迫られている。
不正義に立ち向かうのか、沈黙するのか。
次の選挙で、それぞれが自分の意思を示すべき時だ。