私の事務所でお手伝いしている、スキルス胃がん患者家族会「希望の会」の動画・第4弾を公開した。
日本の公的な胃がん検診は、現在でもバリウム検査が主流だが、「内視鏡検査の方が3倍も発見率が高い」、「見逃しが多い」、「バリウムが大腸に滞留して孔を開ける」などの問題を抱えている。
スキルス胃がんは、早期発見が難しく、進行も早いし、治療が難しい。
胃がん全体の約1割を占めており、若い世代にも発現する手強いがんだ。
近畿大学客員教授で、外科医の古河洋先生は、知る人ぞ知る、スキルス胃がん治療のスペシャリストである。
古河先生はこのインタビューで、スキルス胃がんは内視鏡検査で「胃粘膜の太い襞、空気圧をかけた際の固さ」などから、早期発見も可能だと指摘。また、医師の間にある「スキルス胃がんは、バリウム検査の方が見つかる」という定説は誤解であることを解説している。
スキルス胃がんは、悪性度も、早期発見の難易度も高い。 だからこそ、医療現場は新たな課題として取り組んでほしい。
「知ってください」
「意識してください」
希望の会を立ち上げた、轟哲也さんが託した思いを、古河洋先生が語ってくださった。
一般の方々だけでなく、医療者にぜひご覧いただきたい。