極右のような人々の群れが、安倍首相を応援する、むき出しの憎悪に満たされた、投票前日の秋葉原。
今日午後3時過ぎ、毎日新聞のトップサイトで再公開されたのが、この動画だ。
選挙の結果を見ると、やはりこうした人々が相当いるのだと実感できる。
この国は、いつの間にか大きく変わっていたのだ。
ネットでは「反日」という言葉を、平気で使う人間が増えた。 そうした人間が支持している安倍首相は、決して「保守」ではない。
憲法改正によって「日本を戦争ができる国に変える」ことが念願なのだから、安倍首相は、むしろ破壊的な「革新」というべきだろう。
今回の選挙では、小池百合子氏の「排除発言」に関心が集まったが、私は、自民党の小泉進次郎氏の発言に引っかかった。
彼は選挙中に、森友、加計学園問題に触れて、「皆さんの疑念を払拭できるのは安倍総理しかいない」と批判した。
そこまで言い切った以上、小泉氏が安倍首相に説明を迫るべきだが、そんな動きは微塵も見られない。 耳障りの良い言葉を並べて、民衆の心を掴んだ小泉氏に対して、メディアは責任を追及すべきだろう。
アイドル並みの人気を生かして、彼は各地を回り票を集めたが、AKBじゃあるまいし、国政選挙を人気投票にすり替えるべきではない。
結局、今回の選挙は、北朝鮮のミサイル騒動に乗じた、安倍政権による「猫だまし選挙」だった。
選挙とは国民の民意を反映するシステムなのだから、小選挙区制は、明らかに欠陥商品である。
「一票の格差」と同じくらい、これは早急に是正する必要があるはずだ。
今回、どのマスコミも「躍進」と報じた、立憲民主党だが、実体は、かつて政権政党だった旧民主党。 それを考えると、ダウンサイジングした「出直し」というべきだし、早速、枝野氏が共産党と距離をとる発言をしたあたりに、危うさを感じる。
<追記>
ご指摘があり、この動画は、22日20:51に毎日新聞・映像グループのFBで、すぐに公開されていたことが分かりました。
改めて、この動画をトップサイトに再掲した、毎日新聞の姿勢に共感します。