【動画】福島原発かながわ訴訟、避難住民に勝訴判決…それでも苦悩は続く
原子力発電所が爆発して、放射性物質が拡散されて、間もなく8年が経つ。故郷を奪われて、全国各地に避難した福島の住民たちは、今どうしているのか。政治家も、マスコミも、そして大半の国民も、思い返すことはほとんどない。 東京電力福島第一原発の事故で、福島県から神奈川県に避難した60世帯175人の住民が、国と東京電力に損害賠償を求めた、「福島原発かながわ訴訟」。2月20日、横浜地方裁判所 […]
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原子力発電所が爆発して、放射性物質が拡散されて、間もなく8年が経つ。故郷を奪われて、全国各地に避難した福島の住民たちは、今どうしているのか。政治家も、マスコミも、そして大半の国民も、思い返すことはほとんどない。 東京電力福島第一原発の事故で、福島県から神奈川県に避難した60世帯175人の住民が、国と東京電力に損害賠償を求めた、「福島原発かながわ訴訟」。2月20日、横浜地方裁判所 […]
「虫歯治療のレジンは割れやすい?」 先週の週刊ポストでは、「昔の常識」を頑迷に信じ込んでいる歯科医が、少なからず存在していることを書いた。最も象徴的なのが「銀歯」。歯を削る量を最小限に抑える「コンポジット・レジン修復」が、ようやく保険診療の現場に普及してきたが、それでも月間約180万本分の銀歯治療が行われている。 やはりというべきか、ある歯科医から編集部に対して、抗議が寄せられ […]
12日、横浜で行われた「がん撲滅サミット」で、今最も注目を集めている、近赤外光線免疫治療法=通称「光免疫療法」の研究者・小林久隆医師が講演を行った。 約10分の動画にまとめたので、ご覧いただきたい。 「光免疫療法」はアメリカの臨床試験で、15例中14例で、がんが30%以上縮小、そのうち7例で、がんが消えた。医学用語では、奏効率93%、完全奏効率47%となり、驚異的な成績である。 […]
腫瘍内科と緩和ケアを行っている、西智弘医師。担当する患者100人以上が免疫細胞療法を受けたが、一人も効果があった患者はいなかったという。 また、免疫クリニックの説明で必ず出てくる話が、「抗がん剤と併用して免疫細胞療法を受けると、副作用が軽減する」。こうした患者がいるのか、聞いてみると、西医師は苦い表情で首を横に振った。 先の投稿でも触れたが、「患者の希望に応える」という、もっと […]
私の事務所でお手伝いしている、スキルス胃がん患者家族会「希望の会」の動画・第4弾を公開した。 日本の公的な胃がん検診は、現在でもバリウム検査が主流だが、「内視鏡検査の方が3倍も発見率が高い」、「見逃しが多い」、「バリウムが大腸に滞留して孔を開ける」などの問題を抱えている。スキルス胃がんは、早期発見が難しく、進行も早いし、治療が難しい。胃がん全体の約1割を占めており […]
スキルス胃がんの闘病中だった上山美奈子さんが、昨日の明け方に永眠された。今年4月、希望の会(スキルス胃がん患者家族会)のメッセージ動画は、体調を崩していたこともあって、入院先のベッドに座って撮影した。残された時間の中で、美奈子さんが伝えたかったこと、それをぜひお聞きいただきたい。 これまでスキルス胃がんは、早期発見が難しいと決めつけられてきた。「バリウム検査の方が、スキルス胃が […]
轟哲也さん:「スキルス胃がんは、20代から40代の患者も多い。幼子を抱えた母親が命を失っています。胃がん検診ガイドラインでは、スキルス胃がんの早期発見について、どのような考慮がされているのでしょう?」 濱島ちさと氏:「スキルスを対象に評価はしておりません。 検診の効果、利益と不利益のバランスが取れるところで、対象年齢を50歳以上に引き上げました。 がん検診自体、疾病負担の多い […]
「進行がんに、サプリメントや漢方薬の効果はありますか?」27日午後、東京・大崎の会議室に、進行がんの患者や家族が集まり、腫瘍内科医・押川勝太郎さんを囲んだ。 その時、大腸がんステージ4の患者が、冒頭の質問を投げかけた。 抗がん剤治療をしている60代の人で、少しでも可能性があるなら、何でも試したいという。 自分も同じ立場になったら、科学的根拠がなくても手を伸ばしてしまうかもしれな […]
「緩和ケアは、終末期になってからお世話になるものと思っていました」 轟哲也さんは、こんな言葉から自分の率直な思いを語り始めた。2016年7月16日、聖路加国際病院の市民講座で、彼は妻・浩美さんと共に、進行がんの闘病に緩和ケアがなぜ必要なのか、当事者の立場から伝えている。 一時期、とても険悪な状態に陥ってしまった轟夫妻を救ったのは、聖路加国際病院の緩和ケア医・林章敏先生だった。緩 […]
3年前の9月、横浜の会議場で轟哲也さんに初めて会った。その頃、彼は紅光(べにみつ)というハンドルネームで、スキルス胃がんの闘病生活をブログに記していた。毎年欠かさず、東京渋谷区の胃がん検診を受けながら、スキルス胃がんが判明した時は、完治が難しいステージ4。戸惑いや怒りの気持ちを抑えながら、轟さんはスキルス胃がんの治療情報を調べ、患者同士のネットワークを築こうとしていた。 横浜で […]
今月4日、東京・駒場の番来舎で行われた、高野病院の理事長・高野己保氏の講演会ダイジェスト。 実際の講演会は2時間近いものだったので、「厳しい環境の中で病院を継続している理由」、「故・高野英男先生が孤軍奮闘している状況を福島県に何度も訴えていたこと」、「クラウドファンディングの経緯」を抜粋している。 高野病院の窮状を知りながら、見て見ぬ振りをしてきた福島県の責任は大きい。 この未 […]
存続の危機に立つ高野病院(福島・広野町)には、今月から若き外科医が院長として赴任して、全国的に注目が集まっている。 入院している患者は、約100人。 寝たきりの高齢者や精神障害の患者たちを、看護師が24時間体制でケアをしている。 依然として、4月以降の院長が不確定なために、診療継続が危ぶまれている。 福島県は、院長の派遣はせず、高野病院から要望されている病院の無償譲渡に関しても […]
福島・浜通りの救急医療は、いつ崩壊しても不思議ではないと言われている。 特に南側に位置するいわき市は、警戒区域からの移住や、原発の廃炉や除染の作業員が全国から集まり、福島市や郡山市よりも人口が多くなった。救急医療の最後の砦である、いわき市立総合磐城共立病院・救命救急センターでは、去年1年間で「4462件」の救急搬送を受け入れた。 一日平均で、12台の救急車が患者を運んでくる計算 […]
先週から沖縄・高戸ヘリパッド建設現場や、辺野古基地の反対運動を取材してきた。 台風が去った5日は、高戸ヘリパッドの現場で動きがあった。座り込みをしている人の大半は、仕事をリタイヤした60代以上の世代だ。彼らは、徹底的に非暴力を貫き、反対の意志を示す。ネットでは、左翼活動家の集団というレッテルが貼られているが、大半は普通の人々である。 ただ彼らは、自分の子供や孫の世代に、負の遺産 […]
スキルス胃がん患者・家族会の「希望の会」を設立した、轟哲也さん。希少がん、難治性がんである「スキルス胃がん」は、治療法が確立されているとは言い難く、情報を集めるにも大きな苦労をしてきた。進行が早いスキルス胃がんの不安と、どのように対峙してきたのか、自身の経験を踏まえて語った。 スキルス胃がん患者・家族会「希望の会」HP 「緩和ケア診療所いっぽ」生き抜いた3人の男たちと家族の […]
がん対策基本法改正案の第二条第五項では、「それぞれのがんの特性に配慮したものとなるようにすること」と表記されているが、全がん連は「それぞれ」の部分を「希少がん、難治性がん、小児がんなど」と具体的に明記することを要望している。全がん連に加盟する「希望の会」轟浩美副理事長が、その理由をスキルス性胃がん患者の置かれている現実から説明した。 スキルス胃がん患者・家族会「希望の会」HP […]